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生産者の思い その2

私が世話人を務める共同購入会は、北海道から九州まで
あちらこちらの生産者とお付き合いがある。

どうやって知り合うか?
今と違いネット情報などがないころから、人づてに聞いたり
紹介してもらったりしてお付き合いを広げてきた。

生産者のほうも消費者と知り合うには、漫然と待っているだけではない。
同じように口コミで消費者団体との取引を広げる努力をしている。

生産者とひとことで言っても、困り者の人もそれなりにいる。
何度言っても改善してくれなかったり、まったくお話にならない
人もいたりして、そのたびに係りの人間は怒ったりため息をついたり…。

致し方なくお付き合いをやめた生産者もいる。
りんごの生産者を、それまで取引していた方から替えるとき
胸は痛んだし産地に心残りもあったのだが、そこは仕方ない。
私たちの望むものと目指す方向が違ってしまったのだから。

そして新しい生産者をほかの共同購入会から紹介してもらった。
最初にいただきたかった生産者のりんごは収量が足りないので
泣く泣くあきらめた。この方のりんごは時折、口にする機会がある。

果樹というのは本当に土地そのもので味が変わる。
北信と南信でも全く違うし、ましてや今まで信州だったのが
山形のりんごに変わった時、正直言って慣れなかった。
今はもう10年近くいただいているので、これが私たちの
りんごと思っている。風景も脳裏に焼き付いたしね。

さて、そんな山形を訪ねて生産者といろんな話をして帰って、
今度は同じ地域で違う団体を主催しておられる生産者の話を聞いた。

ほろほろ祭り他 062_R

星寛治さん

つとに有名な有機農業家である。著作も多く、ねっからの
「頭の切れる農家さん」だと思う。もう77歳になられた。

私たちのお付き合いしている生産者さんの団体とは違うけれど、
住んでいる地域は同じく高畠町。

震災後、福島の有機農家たちがどれほどの苦痛を強いられているか、
ここでも深い憂いの思いで語られた。
意外なクールスポットで、測定しても放射能は検出されない米が
二本松という地名により買い手がつかずに倉庫に山積みになっている。
とても苦労して測定値をもってあちこちに説明して回っている、
そんな状態をどう思うかと私たちに問う。

また、山形の生産物を取り扱うなら取引はやめると言って
脱退していく人が後を絶たなかった共同購入会や、食べものの
戸配業者などのこと。これは主に首都圏の若手の消費者という
ことだった。

これは何も消費者が悪いのではない。

根拠のない安全や「食べて応援」を
むやみやたらと広げた国の責任


何を信用してよいか、わからなくなった人たちが「産地切り」した。
食べものを取り寄せているだけの人は特に、生産者とのつながりが
ないのですぐに購入をやめてしまったのだと思う。

生産者として星さんは言う。

子どもには絶対に安全なものを与えなくてはいけない。

農業は「いのちをはぐくむものづくり」であり、
収穫の喜びを消費者と分かち合うことで一年の仕事が終わる。


消費者とともに歩もうとする生産者を、私たちはきちんと受け止め
これからの世の中を作っていくためのパートナーとして大事にして
今ある「放射能を含むもろもろの問題」を、ともに考えていかなければ
未来はないように思う。

星さんは私がいつも言っていることと同じことを言ってくれた。

「人と人のつながりの中で、どちらも現地を訪れて
交流しわかり合う努力をしなければならない」
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