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親として

昨年のフクシマの事故は、多くの親の目を開かせてくれた。
今まで食に対して特にこだわっていなかった人たちが
これではいけないと、焦りにも似たスピードで食べものを調べ始めた。

ただ、残念ながら調べることに没頭してしまいがち。
初めて知ることばかりだから、これを調べていくとあれもこれもと
芋づる式に問題が出てきて、結局何が何だか分からなくなってしまう。

何を食べればいいのよ?!

そう思うのも仕方ないと思う。
確かに調べれば調べるほど、食べものの裏側が見えてきて
何をどうしたらよいかわからなくなってしまう。

食べものの共同購入会(かなり古いやり方で今もがんばっているところは特に)は
作られている現場からつながっていこうとしてやってきた。
畑や田んぼに行き、時には作業を手伝い(援農という)交流しながら
意見交換をしてお互いを理解し合う努力をする。
調味料なども製造工程を見に行って、原料などの確認もさせてもらう。

そんなことを地道にやっていると、食べものひとつひとつに
作り手の顔が浮かんできてとても大切なものに思えてくる。
長い付き合いの中では代替わりもあったり、時には悲しい別れもある。

すべての人にそんな経験をせよと言っているのではない。

ただ、現場から見えてくるものは「ほんものの持つ力の強さ」だ。

簡単に「買い支え」などできなくて、でもつながれる会同士は
なるべく助け合って生産者に寄り添おうとしている。

信頼の上にある食べもの、というのだろうか、

今はネット情報が沢山で、すぐに検索すればなんでもわかるけれど
人間を知ろうとすれば「会って話を」しないとね。

こんな食べものなんか食べたくない!と言い放つことは簡単だけれど、
それを作り手に伝える術を持たなくては。会って話さなくては
何も変わっていかないことって多いと思う。

人間はそれでも食べていかなければならない。
生きていくためには食べものが必要なのだから。


自分が作り手でない限り、食べものを手に入れるには買うしかない。
それはできれば「よくわかりあえた」人から買うのが望ましい。
調味料だってなんだって、表示にうそのないものを正直な作り手から買いたい。

保養に来ていた子どもの親御さんから手紙をいただいた。
若い、本当に若い年齢のお母さんは、私の娘と言っても良いくらいの年齢だ。
ということは、私はおばあちゃん?
年齢のことをその子に言って、おばあちゃんみたいなものよ、と言ったら
「え?孫、いるの?」と明るく聞かれて苦笑した…。

毎日仕事で帰りが遅くて、三食の献立を考えるのが大変、とあった。
本当に大変だと思う。毎食食べさせるというのは簡単ではない。
その上、今は放射能の心配までしなくてはならない。

いろんな食べものをいっぱい抱えて、
すぐにでも飛んで行って料理してあげたい。
毎日、大変だね。少しでも楽してね、とお母さんたちに
ご飯を食べさせてあげたい。
出たくとも出られない、頑張っている親御さんたちのために
沢山の元気の出る食べものを食べさせてあげたい。

親として、本当に涙が出るほど努力している彼らに
私は何がしてあげられるだろうか。
福島に住む複数の方からお手紙をいただくたびに自問自答する。
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