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南相馬へ その2

仙台から南相馬へ向かう道は一本道。
線量計をつけていると妙なところでぴょこんと数値が上がったりする。

あ、道の駅がある。

どこの町へ行っても「道の駅」は必ず寄ることにしている。
地元に何があって、どんな食べものが好まれているのか、生産は
何が一番多いのか、知るにはもってこいの場所だからだ。

ずいぶん立派な建物なのだが。
中はほとんどお客さんがいなくて、売り手の人たちも手持無沙汰に立っている。
海産物もたくさん、野菜もたくさん積んであるのだけれどほとんど売れていないみたい。
米をみると、「放射性物質の検査結果」が張ってあった。検出限界25Bq、か。
検出せずと書かれているものはこれだけで、ほかの生産物については何も表示がない。

干しシイタケがある。「22年度産」。やっぱりね。さすがに去年のはないな。

でも、このまま売れなかったらどうするのだろう…?

南相馬で聞いたことで驚いたこと。
「藩」の話がここでも昨日のことのように語られている。
〇〇藩と〇〇藩は昔から争ってきて、だからいまだに住民間にしこりが残っていると。
「相馬野馬追?あれは殿様の祭りで、自分たち庶民には関係ない」と言い切り、
その観光地のほうが住民の生活より優先されているのだから始末が悪いと不平が出ているという。

毎年日にちが決まっていて、3日連続で祭りをするので仕事も休む人が多いらしい。
去年は規模を縮小して土日にしたところ、たくさんの人が来て行事的に成功したので
今年からは日にち優先ではなく土日優先にしたという。
人の心が入っていない祭り、それを優先して観光的に盛り上げたい人たち。
これだけでもう、なんか前途多難な感じがする。

震災の後、放射能に追われて逃げた方面は飯舘村だった。
そんな話を夜の交流会で聞いた。
仙台のほうへ逃げるという選択肢はなかったのか?と聞くと
いつも使っている道だし、山を越えれば大丈夫だと思った…。

山を越えれば大丈夫。

あの山を越えてまでは放射能はやってこない。そう思ったという。

山形の生産者もそう言った。なぜ?

「山を越えるというのはいつの時代も大変なことで、人の気持ちの上で
大きな違いを生んできた。あちらとこちらは違う、そう思って生きてきたんだ」

山ひとつ隔てたらそこは別世界。自分たちの住んでいるところとは違う。
そんな風に考えたこともなかったので、心底驚いた。

そんな違和感もある中での放射能問題。これは簡単にいかないことを
別の意味で感じ始めた。日本という縦に長い国の抱える問題か…。
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